26日(月)の6校時に避難訓練(不審者対応)を実施しました。

 今回は、1年生の教室に刃物を持った不審者が侵入するという想定でした。桐生警察署スクールサポーターの中島さんが不審者役で、声を上げながら教室に入ると、生徒は、担任の指示で不審者と反対側の出口から素早く出て、避難を開始しました。担任は、さすまたを持った教員が到着するまでの間、距離をとりながら不審者と対峙しました。緊迫したシーンが長く続きました。

 訓練後に、中島さんによるオンラインでの指導がありました。
・今日の避難訓練は、生徒の皆さんが早く行動して、スムーズに逃げることができてよかったと思います。また、担任の先生や周りの先生方の対応も適切にできていました。
・いかに被害を防ぐかが訓練の目的です。自分のいるところに侵入された時、廊下に逃げるか、それともベランダか等、生活の中で逃げ道を考えておくことが大切です。
・皆さんの命を守るために、女性の先生が命を賭けて1人で刃物を持った不審者と闘っていました。さすまたを持った3人の先生が来るまでの時間が、恐怖や不安でとても長く感じたそうです。生徒の皆さんには、そのような先生の、大事な命を守る使命感や大変さを理解してほしいと思います。
・避難訓練の時は、点呼等で必ず人数確認をおこないます。1人のつまらない行動(トイレや他の教室に隠れる。)をしないようにしてください。全員が無事に避難できることが一番大切なことです。

 校長の話
 侵入されたクラスの生徒は驚いたでしょうが、全員スムーズに逃げられよかったです。「天災は忘れた頃にやってくる。」という言葉がありまが、「災害は忘れた頃にやってくる。」と言い換えられます。災害や非常時を常に意識していることはできませんが、それが起こった時に、瞬時に「どのように行動するか」を考え、行動できるかが大切です。今日撮影した動画を後で観て、2つの観点「緊急時の安全な避難行動」、「先生方の緊急時の適切な対応」について考えてみてください。

 先日、北海道のコンビニで刃物を使った事件があったばかりです。いつどこで何が起こるかわからない時代です。学校だけではなく、外でも自分を守ることを意識した生活をしていきましょう。

   

不審者が現れる                          避難する生徒

   

距離をとりながら対応                          隣のクラス教員の応援

   

さすまたで対抗                           さすまたで動きを封じる

   

スクールサポーターさんの指導を聴く生徒            校長の話を聴く生徒