「みどり市立笠懸小学校における
インターネット利用上の個人情報の保護に関する要綱」
(ねらい)
・ この要綱は,みどり市立立笠懸小学校におけるインターネット利用上の個人情報の発信に関し個人情報を保 護し,また,より安全で効果的な発信能力を育てることを目的とする観点から,必要な事項を定めるものとする。
(範囲)
・ このガイドラインが及ぼす範囲は,インターネットの発信の中でも不特定多数の人から見られるwwwなどの発信に対してであり,電子メールのような特定の人に向けたものまでは含まない。
(個人情報の保護)
・ インターネットに発信する際には,児童の個人情報を保護しなければならない。
・ 児童の個人情報とは,児童個人が特定できる情報(氏名,住所,電話番号,写真,所属,出席番号など)や, その児童に関する情報(成績,身体的特徴,家庭環境,健康状態など)を指す。
・ インターネットに個人情報を発信する際には,児童本人および保護者の確認をとらなければならない。その際インターネットへ発信することの意義とともに発信に関わる危険についても周知徹底を図らなければならない。
・ 本人もしくは保護者から発信内容の訂正や取り消しの要請を受けた場合は,速やかに発信内容を変更しなければならない。
・ 教育委員会,その他の組織や団体あるいは個人から本校の発信内容に関する指摘を受けた場合は,速やかに校内で協議し,適切な処置をとらなければならない。
(発信内容の公開)
・ 児童もしくは保護者に対して,本校がインターネットでどのような情報を発信しているかを常に公開しなければならない。要請があれば直ちに開示するとともに,授業参観や懇談会など保護者が来校する機会にはウェブページを閲覧できる方策を講じなければならない。
(ガイドラインの変更)
・ このガイドラインは常に全職員で協議し,よりよい発信をめざして常に検討が加えられなければならい。
(インターネットの利用の基本)
・ みどり市立笠懸小学校においてインターネットを利用するに当たっては,児童及び関係者の個人情報の保護に努めるとともに,児童の情報活用能力の育成を図り,開かれた学校の推進,国際理解教育の推進,総合的な学習の推進等,教育課題の解決に寄与するよう務めなければならない。
・ 発信内容は国内にとどまらず,全世界に電送される可能性があることに留意しなければならない。
・ 個人での利用時間は,学校が定める時間内とする。ただし,ネットワーク管理上の都合で利用時間を制限する場合もある。
・ 他人のアカウントでネットワークを利用しない。また,他人に自分のアカウントを使用させてもいけない。
・ 使用権のないコンピュータへの進入など,ネットワークの正常な運用を阻害する行為をしてはいけない。
・ 小学生としてふさわしくない接続先へのアクセスを絶対にしないこと。
・ 有料利用のプログラムやオンラインショッピングの利用は禁止する。
(インターネットの主な利用形態)
インターネットの主な利用形態は,次の各項に定めるものとする。
・ 情報の発信→特別活動や各教科での学習のまとめ等を,学校のウェブで発信する。
・ 情報の受信→学校のウェブに対する意見等を広く一般から受信する。
・ 情報検索及び収集→ウェブ,電子メールを使用して学習に関連する情報を検索・収集したり,関連する質問を送り回答を得たりする。
・ 教材作成
・ 国内及び国際交流→ウェブ,電子メールを利用して,学校と交流のある国内の各校や外国の都市や学校との通信を行う。
(教師による指導の徹底)
・ インターネットを利用する場合には,他人の誹謗中傷をしない,著作権,知的所有権に配慮するなど,インターネットにおける基本的モラルに留意するとともに,児童の情報モラルの涵養を図るものとする。
・ 児童がウェブや電子メールで発信するデータや情報は,教師の確認を経て,外部に発信するシステムを構築するよう努める。
・ インターネットの特性を考慮し,教育上有害な情報の取り扱い等の指導を徹底するとともに,コンピュータに入れられているセキュリティ機能ソフトを利用して教育上有害な情報にアクセスできないよう努める。
(取り扱い責任者)
・ 学校長はインターネット利用の適正を図るために,インターネット取り扱い責任者を置くものとする。
(ウェブ上での要綱の明記)
・ 本要綱を学校のウェブ上で必ず明記するものとする。
この運用規定は,平成14年4月1日から施行する。